デジタル化するなら背表紙も忘れずに

http://kyozai.noblog.net/blog/a/10225926.html
漫画の電子化の話があがっているが、5年ぐらい前に自分も試みていた時期があった。


使っていたのはPFUScanSnapでリンク先の記事と基本的には一緒なのだが、
初代の型番だったところが歴史を感じる。


当時、累計2万ページぐらいスキャンしたが、最近ではあまりやっていない。
理由として、デジタル化することで格納場所は劇的に減らすことができるのだが、
正直な話モニタで漫画というのは読みづらいという点。
そして非常に労力が掛かるという点。つまり面倒くさいのだ。
また、私の場合は共有ソフトなどは使っていないのでスペースさえあるなら
本をそのままの形で置いておく方が勝手が良いというのもある。


一番面倒なのは裁断作業なのだが、リンク先に挙げられている裁断機は便利そうだ。
自分の場合はカッター付きの定規とかいろいろと試して見たが、あまり効率がよくなく、
最後には結局普通の定規を押し当てて普通のカッターで裁断していた。


さて、一言いっておきたいのは、背表紙をスキャンしないでどうする!ということだ。
ドラゴンボールの背表紙などが有名だが、コミックの背表紙には絵が付いているものも多い。
最近ではカバー表とカバー裏で背表紙の絵が違うものもある。
デジタライズする際に捨ててしまうのはあまりに勿体無い。


そこで、背表紙をどのようにスキャンするかという話になるのだが、アイロンを利用する。
本や雑誌ののりは熱すると溶けるので、アイロンを当ててやると綺麗にはがすことができる。
外装部分をアイロンではがしてやり、あとはフラットタイプのスキャナなどでスキャンしてやるのだ。


雑誌収録時にはカラーだったがコミック化に伴って減色されたり白黒化されたりすることは良くある。
カラー部分を保存するためにスキャンしたい場合などは、アイロンでの表紙剥がしは非常に役立つ。


なお、文字をOCRでテキスト化しようとする場合、さらに面倒な過程が待っている。
小説のデジタル化などは労力ばかりが掛かって全然割に合わない。
PDAで小説を読むという野望は阻まれた。
いや、いまではちゃんと配信サービスなども出てきているので一部の小説であれば読むことは可能だが、
これが技術書とかになると配信される見込みもゼロなので困ったものだ。