人間が淘汰される時代が来たか

ワーキングプアなんかの話を聞くたびに、そろそろ人間が淘汰される時代が来たかと感じてしまう。


自分のいるIT技術者の世界なんかは、技術がないことにはお話にならない世界だから
無能者にあてがう仕事もなく、ご退場いただくより仕方がない。


そして、あらゆる場所から戦力外通知をされたらどうなるか。
のたれじぬより仕方がないのだけど、現社会というのはそもそも人間が
生きるために作り上げた世界なわけだから、放置してのたれじんでもらっても困る。
というわけで、生活保護とかそういった制度のお世話になることだろう。


しかし、なんらの役に立たない無能者を生かすために生活保護制度を維持するための
税金を払うことをよしとしないという世論ならば、いよいよ切り捨てられるようになってしまう。


そんな世界になったとしても、私は構わないのだが(いざ無能とされれば死ぬ覚悟がある)
自分は勝ち組と胡坐をかいていたら覚悟もないのに落とされたりすると悲惨なことだろう。
本当にそのあたりを分かってこの世界はそちらに傾いているのか疑問である。


私は人は適切に死ぬべきだと考えており、ある程度の淘汰はやむを得ないと思うし、
いざ淘汰される側になったら潔く淘汰される心構えがあるし(対称性)
それはむしろ全員救済よりも自然だと思うので賛成するわけだが。
むしろ、窮鼠猫を咬むといった事件が起こることが懸念されてしょうがない。


銃夢にでてくるような自殺制度とか、行き場を失った人のための自給自足の生活を
約束するような施設とかがあるいは必要とされるのかもしれない。
もっとも、物語の中ならいざ知らず、それが現実になりそうだと思うとぞっとする。