意外と趣味は古めかしい

IT屋なんて時代の先端を行くような仕事をしている反動なのか、
わりと趣味は古めかしいものだったりする。もはや懐古趣味に近い。


和服を着ることがそれなりにある。部屋着として着るし、寝巻が浴衣だったりもする。
スーツもどちらかというとクラシカルな趣味だったりする。
やっぱりダブルのスーツが好きだし、三つ揃いも捨てがたい。
ベルトをするよりはサスペンダーがよい。
時計は懐中時計が好きだ。もっとも、これといった時計に巡り合えてはいないけども。


紙巻きたばこは吸わないが、葉巻はたしなむ。
まだパイプが似合う歳でもないが、あと20年ぐらいしたらやってもいいのかもしれない。
酒はカクテルも好きだが、スコッチも大好きだ。
日本酒を熱燗でというのがたまらなく幸せだ。


庭をいじるのも好きだ。
季節感のない仕事の反動なのか、植物と触れ合うことで季節感を補充しているのかもしれない。
クラシカルな、金より手間のかかることをすることが真の贅沢だと思っている。
やはり、廃れた習慣というのは、やってみるとよく実感できるが面倒なのだ。


人件費の一番高いご時世に、自分の手で面倒を行うなんてなんて贅沢なのだろう。
自分の所得を時給に換算してみよう。1時間の時給で何が買えるだろうか。
自らが汗して行ったことはその金額に比べてなんと満足が得られることだろうか。