士農工商の工が統治する時代

2008-06-04だって?わかっちゃいない。

Webで展開されるあまたのサービスは誰が作っている?そう、俺達エンジニアだ。商人が商売のために作っているんじゃないんだ。エンジニアが己の娯楽のために作っているんだよ。

サービスを提供し続けるには金がいる。金は商人にとっては目的だが、エンジニアにとっちゃ道具のひとつに過ぎない。俺達エンジニアは面白いからサービスを作っている。そして維持する必要があるから仕方なくビジネスモデルを考えるんだ。維持費がどこかから湧いて出るならもっと面白いサービスをいくらでも作れるさ。

はてなが商人が金を稼ぐために作った商業システムだと考えちゃいけない。jkondoの趣味を実現するための組織体と考えた方がまだ当たっているだろうよ。

このインターネットという世界は、俺達エンジニアが、つまるところロジカルシンキングの果てにマッチョな言論をしている連中が望んで作り上げた世界なんだ。一般人はその維持費をねん出するために巻き込まれているに過ぎない。

世界はインターネットに侵食された。
メディアコントロールの出来ない世界が訪れる。

農の統治から士へと移ったのは封建時代までのことだ。江戸時代にはもはや士は商人からの借金まみれで世界は商人の手に落ちた。行動成長期は商人の独壇場だった。しかし、ここにきて商人が工、つまるところ職人を抑えきれなくなった。職人が世界を奪いに来ているのだ。

論理的整合性を持った、正論に次ぐ正論。
中途半端な素人考えなぞ鼻で笑って吹き飛ばす。

一切のごまかしが効かない世界を、俺達エンジニアは築き上げていく。ほら、どんどん新しいサービスが生まれてくるだろう?ITが可能にしたのはありとあらゆる情報が透明な世界。ごまかしなんぞこれっぽっちも効かない。

反論は許さないって?
でも文句はつけたいだって?

エンジニアが作り上げるのは正論のまかり通る世界。そんな非対称な我儘は許さないさ。言論マッチョな世界へようこそ。誰でも自由に文句を言えます。誰でも自由に言い返されます。俺が嫌だから規制しろ?せっかくメディアコントロールの効かない世界にやってきて何をいってんの。自由が手に余るなら規制の檻におかえり。

嫌がる人がいないことが大事なわけではない。そこに合理性があるかどうかが大事なんだ。不合理な我儘のために道理を引っ込めるようなことは許さない。それがこのネットの世界を作り出した連中の腹の中だ。

楽屋裏

あー。どうも調子が出ないな。自分のキャラじゃない語り口調は。
脳内に作り上げたAIに語らせるといつの間にかAIがほつれてしまう。
人格VMをもっとうまく動かせるようになると物語とかも書けそうな気がするんだけど。