宣言するのは自由だ。しかし宣言したからといって叶えられるわけではない

無断リンク禁止！といったところで、URLの言及は表現の自由で守られるだろうから*1結局のところ子供の言うバリアと同じで、その願いが叶えられるわけではない。

叶えてくれれない世界が悪い！と言うことはできるけど駄々をこねても、本の中に入り込んだ、みたいな物語が始まるわけもなく、駄々をこねる子供を無視して世界は回る。

残念ながら、現在のルールではリンクを無断で行うことは法的には何も問題ないとされる(参考)。だから、無断リンクを禁止したいなら、法を変えなくてはならない。

そして、法を作るにあたって、

のどっちが良くてどっちがダメをはっきりさせないといけない。そして、両方ダメとなると、表現の自由とぶつかるため*2、そっちも併せて変更するようにしなければならない。

無断リンクを禁止する世の中を作りたければ、これらの問題に対してみんなが*3納得するような解決策を提示なければならない。

代替え案なしに「反対！」とだけ言う人は無視される。悲しいけど、コレ現実なのよね。

*1:全てのURLがそうかといわれると分からない。URLにパスワードなどの識別符号を持つようなヘボい作りのWebシステムがあったときに、そのパスワード入りURLを公表したら何らかの罪に問われるかもしれない

*2:少なくとも、著作権法の引用に定める、引用時には出自を明確にせよというところでURLを記載できないことになるので整合性が取れない

*3:現代日本は多数決で決められる世界なので多数派になる程度を集める必要がある