コミュニティが内輪ネタに寄る理由を考えてみる

第一回目ということで、いろいろ改善はあると思うのですが、いつもこういうのを見ると思うのが「業界の有名人や業界の内輪話なんて普通の人はしらないよ!」ってことなんですよね。

前提知識がないとわからない話しをしちゃうのは非常によくないと思うのですよ。

割とITとかWeb業界は業界内輪ネタを気にせず使う傾向がある気がしていて、最近気になっています。

http://blog.livedoor.jp/kensuu/archives/50678193.html

IT業界のコミュニティは外向けにやるイベントとかではもうちょっと自重しないといけないかもしれないなぁ。

そもそも、ネット上で活動している人間と言うのはある程度自分を公に置いているんで、直接の面識がなくとも互いをある程度知っていたりもする。そうしたある程度の実績さえあるなら、懇親会とかで一度挨拶すると10年来の友人のように話ができたりするものだ。

「XXの作者」「XXって本を書いた人」みたいな人であれば、コミュニティってのはすっと入れる。自分はそういうのはないんだけど、blogで技術エントリをたくさん書いてたおかげだろうか、「あぁ、あの人!」ってわかってもらえた。

そうした場で話される会話というのは、「わかってる」人間ばかりだから、気兼ねなく会話ができる。技術の話をするのに難しくならないように気遣ったり、用語に注釈入れたりする必要なんてない。blogだって、観客を相手の演劇と言うわけでもないから舞台の上と下のような線を明確に引かないことが多い。*1

そもそもblogのような公開の場でそんなやりとりをしているもんだから、リアル世界での公開の場である勉強会とかカンファレンスみたいなところでも気がゆるんでしまうのかもしれないね。

*1:このあたりはスタイルによる。自分は技術blogは線を引くようにしてるし、こっちのblogは適当