プログラマーの脳みそ

過去に何度か「プログラマーの脳みそってのはXXだな!」といった形の罵倒を頂いたことがある。この手の罵倒は論旨部分で論破できなかった場合に人格攻撃に向かって行われるのが大概なので、それは別に気にしていないのだけど、せっかくなのでタイトルの意図ぐらいは書いておこう。

このblogはプログラマである自分が、プログラム以外のことを題材として書くネタblogである。しかし、ただのネタblogとしては優れたblogは多数あるわけで、このblogのカラーとして何を出すか、というのをいくらか考えていたのであった。

そこで、プログラマ的視点を、比喩を、論理展開をネタとするか、としたのである。ゆえにプログラマならではの考え方を暗示する、プログラマの脳みそとした。

プログラムを組むというのは、創造的な行為であって、あれやこれやのアイデアを生み出す必要がある。
システムの構築やデバッグについては、目の前で起きた事実をただただ論理的に解釈する必要がある。
情報処理に関するいろいろな知識を学ぶ必要がある。

こうした、プログラマならではの技能を、プログラム以外の部分に対して適応するというネタなのである。

私はプログラマであるから、一般の人に比べてプログラム能力に秀でている。これは専門なのだから当たり前だ。
しかし、たとえば車の運転技能で言えば運転手を生業にする人には劣るだろうし、スポーツ選手に比べて体力が遥かに落ちることも事実である。

専門分野のある1軸に特化しているが、別の軸では劣る。
ある1軸での能力の優劣でもって人の全人格の優劣を判断するなどというのが愚かなことはご承知の通りで、そういう意図は私にはないが、単に1軸が優れていることをもって妬み、逆恨みし、人格攻撃をする人がいたこともまた事実だ。
だからといって、卑屈なまでに自分を卑下するというのも不自然だし、そのようにあらねばならないとするのも不合理で矛盾を多く含むものとなろう。

この衒学的なネタに満ちたblogを楽しんでもらえれば幸いである。