人間考の難しさ

人間の行動について考え論じるというのは、難しい。中立を保つのが難しい。

例えば、マウンティングはヒトのオスの本能 - プログラマーの脳みそとかそうなんだけど、アイデアの元になったのは直近のごたごたであるのは事実。

なんで上下にばかりこだわって実のない論争を繰り広げるのだろう?なんでそんなニホンザルのマウンティングみたいなことばかり・・・あ、そうか、ヒトも真猿亜目で同じ系統だよなぁ。サルの社会性もヒトの社会性もひっくるめての特性なのかもしれないなぁ。

と考えた論をまんま述べた。

当然ながら、自分もヒトに属するし、サルの仲間だと考えている。ID論の人は自分もサルも同等とみなしてその習性だ、なんて考えるなんてぞっとすると言うかもしれないが。

そこには、相手をサル呼ばわりして自分はサルじゃない、なんていう欺瞞はない。自分もサル、相手もサル。みんなサル。そしてみんなでマウンティングしちゃう。この動機付けは本能じゃないの?という論。感情とは切り離された、思いつきが生んだマウンティングは本能という論。

なんだけど、「悪意満々のくせに中立と言い張る痛い奴」と見えるのだろうなぁとも思う。腹ただしさをわきに置いてプログラムのロジックはそれはそれで考える、というプログラマのロジカルな部分と説明したいところだけど、納得されないのかもなぁ。

JavaScriptは糞だ*1、こんなんでプログラムなんてやってられるか!とか言いながらJavaScriptAJAXのアプリ書いたりするし、技術的な話題は感情論抜きにJavaScriptの変数スコープってどうなってんのよ?って冷静に議論する。プログラマってのは、そういう脳みそなんだけど、そんなにも度し難いものなのかな?

*1:個人的にJavaScriptが嫌いなだけ。ブラウザ上で扱える言語としては他に選択肢がないのは事実だが、ブラウザ毎に挙動が違ったりして作る側としては勘弁してほしいことこの上ない言語という評価。