見えないものを見る能力をどうやって信じてもらうか

IT系エンジニアがオカルト系ふしぎちゃんに見られている可能性 - プログラマーの脳みそは、適当なので対比が綺麗にだせていないのだが、つまるところ、特定業種の専門家というのは、その専門性ゆえに正しさを客観的に判断することが難しいというテーマだ。

僕らの目では、iPhoneを見ると加速度センサが見える。*1

これは、普通の人には見えない代物なわけだが、エンジニアには見えてしまう。

さて、そんなもの見えやしないよ、という人にしてみれば、霊が見えると言うふしぎちゃんと、エンジニアは区別できないのではないか、というのが本題。

ま、すくなくともiPhoneの場合は、傾けることで画面が切り替わる機能などを見て理由を説明すれば大体納得してもらえる。この反復して現象を確認できる、反証可能性というのが、どうにか技術とオカルトを分けてくれている。

もっとも、高度な技術は反証するにも高度な知識が求められるので、もはやオカルトと区別ができないかもしれない。それを憂いたのがよくわからないなら専門家にまかせろの危険性 - プログラマーの脳みそなのだ。

僕らは人が見えないものを見ることができる。時代の技術を支えるための、生贄のような異端の存在なのであり、そしてそれを誇りにしている。