仕事を生むための負のコスト

月20万の給料を貰って、実は社会全体は、その労働を作り出すのに月30万のコストをかけている、というような。だったら、ダイレクトに20万渡せば10万円セーブできるんじゃないかと思う。

ベーシックインカムの話 | 堀江貴文オフィシャルブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」

ってのを見て、アルゴリズムをろくに組めないコーダに仕事をさせるためにここまで細かく書いておけば誰が書いてもおんなじコードになるだろうってぐらい細かく詳細設計書という名の書類を作るSE(笑)を思い浮かべた。

 海外へのオフショアがどうのとかいうけども、現地のプログラマのレベルが低いという理由でこういうことをやっていた企業グループを知っている。それはもうExcel上でプログラムをしているようなもので、そのバグは海を渡りプログラム言語に変換されて手元に戻ってくる。そして検証テストでおかしいことが分かり、仕様がバグってますね、という話になるという二階から目薬なデバッグになぜみんな疑問を持たないのだろう?

 そんなわけで、オフショアなんてのは海外の安くて質の低い労働力に仕事を出すために、国内でより高いコストをかける必要があったりしてろくなことにならないんだよな、というお話。

 もちろん、技術者の質さえよければどうにかなる。私が聞いたオフショアの稀有な成功例は、徹底した現地の技術者の教育によってもたらされたものだと聞いた。