http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/ab7a17b40d389dcd899691841c24261bより。
業務処理でプログラムを書いたことのある人間は結構な割合で和暦と戦う羽目になる。お役所の書類が和暦を使っているため、結構あちこちに和暦が残っているのだ。
和暦の表示は面倒くさい。凄く面倒臭い。まず、いつ元号が変わるか分からないため、今上天皇の崩御に備えて元号の追加が容易に行えるようなメンテナンス性が要求される。DBに元号テーブルが存在する業務システムは多い。
また、元号の切り替わりが年始に限らないため、日単位で比較しないと元号が確定しない。そもそも日付の比較とかは面倒なのである。カレンダーと言うのはシステム的には全く不合理で、業務システムを作ると常に悩まされる事象の一つである。
そんなわけで、西暦にしてしまえ!と考えるプログラマは多い。日本だと宗教的な思い入れが薄いから西暦に特に反発もないが、仏暦やヒジュラ暦*1もしくはイラン暦*2を使っている国々の人はそちらを使いたがるだろう。
つまるところ、元号が短期に代わるのが嫌なのである。これが業務システムならせいぜい明治・大正・昭和・平成の対応で済むところだが、考古学用のシステムで元号表記の和暦と変換する機能を作れと言われたら面倒臭くてたまらない。Wikipediaで元号一覧を見てみるといい。うんざりだ。