意思決定プロセス

 日本と言う民主主義の国に合って、株式会社と言うのは非民主主義的な意思決定プロセスを持っている。取締役じゃないならそもそも参政権がないような状態にあるわけだ。君主制に近い組織も多いだろう。

 株式会社に限らず、人が集まりコミュニティを作った場合、多くは非民主主義的な意思決定プロセスになる。設立の中心人物による君主制であることはよくあることだし、そのような組織であることを別に悪いとも思わない。

 しかし、ある程度の組織体になったときに、意思決定プロセスが不明瞭であれば不信感が広がりだす。君主制において、君主の為政が多くの同意をえられているうちはいいが、比較的大きな論争が起き、疑問点が示された時に、圧政を持って鎮めるなどとやってしまうと最悪だ。

 君主にモノ申すとやる場合の手続きが整っていればいいが、普通は改正プロセスなんてのが整備されるのは相当に後なのが実情である。

 僕は実体の意思決定プロセスが君主制であることを指摘し、改正プロセスの不備を指摘し、生贄になって烙印を押された。後は隠居してどう変わっていくかを眺めることにしよう。