今年の我が家は葬式ラッシュで、自分は4件、親父に至っては7件葬式に出ていた。全部親戚だ。親父はうち3件で喪主を務めているのだからたまったもんじゃない。
30日の早朝に入院していた叔父の容体が急変したらしい。朝っぱらに訃報がやってきた。それであわてて30日にお通夜で、大晦日に葬式となった。叔父は子がなく、叔母は半年前に他界したところで、親父が喪主を務めることとなった。いやはや。
ちなみに今年の大みそかは友引なので、友引人形というこけしのようなものを一緒に納棺。もっとも六曜なんてのは、僕らが日常使っている曜日と同じく、順繰りに回るものなので、それで占うなんて馬鹿馬鹿しいにも程がある、とカレンダーをプログラムで実装した人間は思うことだろう。ただまあ、事実がどうかではなくて世間がどう思うかというのがこの手の儀式の有り様を決めるようなところがあるから、何かと言い訳をしなきゃならんといったところなのだろう。
そんなわけで、葬式をあれこれと見ることになったわけだが、みんなにこれだけは伝えておきたい。香典にはちゃんと住所とフルネーム、そして被葬者との関係を書いておくこと。どこの誰だか、どういう関係なんだか分らない人からの香典ってのは困るものなのだ。名字だけで名前がない場合、同姓の人がいるとわからなくて困る。仕事関係なら社名を書くとかしてあると遺族としては助かる。趣味関係の友人となると遺族はもう訳がわからないからどういう繋がりなのかを書いてあると助かる。表書きを筆ペンとかで書く人が多いが潰れて読めないことがよくある。内側の袋にボールペンで楷書で書いてあると助かる。
こうした受け手の苦労を気遣って心配りできるとよいのではないだろうか。
そんなわけで、喪中につき新年の挨拶は失礼させていただきます。みなさま、どうかよいお年を。