学ぶことばかりは人に代わっては貰えない

工学部での違和感

自分も工学系だけど、そう酷くはなかったな。

ただ、学校と呼ばれる施設全般に言えるけども、「学校に入って出さえすれば身につく」と思っている人が結構いる。お客様気分で学校に入るような奴は、だいたい分かったような気にだけなって実際には全然身についていない感じ。

「学校が覚えさせてくれる」って考え方だとダメ。勉強とか、自分でやれるようにならないと意味がないことってのは、周囲の強制力なんてたかが知れている。最後は本人がどれだけやったかが全て。部活に入ったって一生懸命に練習した奴だけが身につくわけだし、勉強だってそう、楽器を弾くのも、プログラムするのもそう。

ただ、門前の小僧というわけでもないけど、学校とかにいると触れる機会が増える。学校に行かなかったら絶対XXなんて触れもしなかったわーってことはたくさんある。工学系の学校に行けば施設的にも人的にも工学的なものがあふれているわけだけど、そういう場所にいたとしても居ただけじゃ何も身につかない。

例えば、大学で清掃員の仕事をしても、その大学の学科の専門知識が身につくわけではない。その場にいることと学ぶことは違う。

なんかの能力を身につけるってのは、他人に代わってもらうことなど一切できない事項だ。他人にどうにかできるものではない。親が口を酸っぱくして勉強しなさいと言ったからって君は勉強をしたか?僕はそういう外圧で勉強なんてしなかった。養成機関のようなものが確実に人を育てられるなんてのは幻想にすぎない。卒業生の質がいい大学ってのは、単に質の悪い奴を卒業させないだけのことだ。