java-ja富山の後にバーで飲んでいてid:t_yanoとプログラム言語の話をしていたりしたんだ。そういう話になると必ず出てくるのが1970年代のSmalltalkの話題で、いろいろなプログラミングパラダイムの元をたどっていくとSmalltalkかLISPに辿り着く。僕は浅学なので具体的なところはよく分からないのだけど、Smalltalkのオーパーツっぷりは本当に凄いらしい。
1970年代というと30年以上の昔と言うことになる。当時をリアルで知る人となると50代ぐらいの年になってしまうだろうか。「こういう部分を解決しようとしてXXにはYYというパラダイムが追加されたんだよ」みたいな話を取材してまわりたい衝動に駆られる。
プログラム言語の歴史を語る本はそこそこにある気がするけども、プログラミングを学ぶ人間としてはプログラミングパラダイムの歴史を教えてくれる本を切望している。
僕はプログラムをやりはじめて20年ほどになるが、そもそもプログラムをやり始めたのが小学生のころなのでそのころの業界動向なんてまるでわかりゃしない。ちゃんと理解してプログラミングパラダイムの変遷を追えたのは大学を中退して仕事をやりはじめた1999年ぐらいからだから、ここ10年ぐらいのことだ。気がつけばJavaがもうすでに世に出ていて、浸透し始めていたそんな時代ぐらいからが僕がこの目で見たこと、この耳できいたことを語れるギリギリのラインで、とても歴史の語り部にはなれない。
歴史を知る人らを取材してまわってパラダイムの変遷の歴史をまとめてみたりしたいものだなぁ。それはプログラミングハイウェイ構想のテキストとして重要な書籍となることだろう。