ソースコードのトリアージ
トリアージ(Triage)は、人材・資源の制約の著しい災害医療において、最善の救命効果を得るために、多数の傷病者を重症度と緊急性によって分別し、治療の優先度を決定すること。
トリアージ - Wikipedia
システム開発でも平時の余裕のあるときならば出来ることが、納期差し迫る非常時には出来ないことがある。
自分は常々、業務のソースコードはリファクタリングをして再利用性、拡張性、メンテナンス性、まぁいろいろあるけど、品質を気にして維持している。自分の書くコードだけではなく、自分のチームのコード全体を高品質に保つように目を光らせているわけだ。
平時であれば、他社のチームのソースだろうと口を出す。
情けは人の為ならず。
情けというのは人のためにかけるのではなく、自分の為にかけるのだ。他社のソースコードの作りの酷さに引きずられて、こっちまで変なコードを書かされる羽目にならないように、口を出す。干渉する。
しかし、納期差し迫る非常時においては、悠長に全てのソースに口を出すことができない。自然、最小の労力で最大の効果が期待できる場所を選別してリファクタリングを行うことになる。
それでも手が足りなければ、最悪、自分のチームだけは救おうとする。非常時に設計の仕方をレクチャーする余裕はない。