IT業界というのは、一般企業のいわゆるIT投資のカネでモノを作る業界なので、一般企業の予算編成に結構振り回される。年度末は予算がないので次年度で予算が確保出たら発注するよ、なんてのはざらで、年度末ぎりぎりの2月や3月に手が空くとやる仕事がなかったりする。
…という事情があるのか分らないけど、id:ki2nekoが仕事を欲しがっていたのでうちの会社からいくばくかの補助を出してのオープンソースの開発を提案しておこう。
- 多言語対応したwikiのようなもの
- wikipediaと異なり、段落ごとの対訳表示を可能とする
- 対訳や注釈を誰でも簡単に編集でき、スピーディーなドキュメントの多言語化を目指す
- オープンソースで公開する
- うちは零細企業なんで予算はあんまりない。本当に時給256円かもしれない
Apache Software Foundationのプロジェクトとかそうなんだけど、有志による日本語化とかされるのは嬉しいのだが、いかんせん翻訳が遅すぎる。翻訳チームに参加する心理障壁はかなり大きい。結局、多くの技術者が自分に必要なところだけを各々翻訳して読んでいたりするわけなんだけど、それを集めて利用促進するような方策を考えるべきだと私は思う。
日本語ページがないのに、中国語や韓国語の翻訳ページがあるプロジェクトとかあって凄く悔しいような惨めなような情けないような感情に陥ったこともある。
みんなから力を分けてもらうというWeb2.0的手法、というかドラゴンボールの元気玉的手法は、そもそも簡単に力を分けられるようなインフラの整備が欠かせない。このあたりを今年の目標に据えようかな。