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システムの規模とソースコードの行数は、確かに正の相関性をもつ 誤差が大きい数字から導いた数字は当然誤差が大きい - プログラマーの脳みそ と言ったのだけど、これは元ネタがあって「ソフトウェアコストの理解および制御」と題された1988年の論文だ。*1 …
大事なことは思考を妨げず、進化していくこと。 - kensir0uのしくみは、JavaとRubyの話では用途の違う道具(ここではプログラミング言語のことだ)の使い分けのような話になっているけども、戦争を終わらせるのに必要なのは1本の動画なんじゃないか? - プ…
Javaを使うメリットが分からないという人がいたかいなかったかは知らないが、Java屋さんがガツンと言ったことは「道具を使うと便利だよ」という、とてもシンプルなメッセージだった。*1 僕がIDEの利便性を説いた時*2も「道具を使えばいいなんて」とdisる人が…
言論・表現への法規制に抗するために - 地下生活者の手遊び はてな 表象は読み解かれなければならない - 地を這う難破船 とか、そのあたりの話。 まぁ性別云々の話をする気がないので、問題を単純化して 「性犯罪以上の重罪であるところの殺人を楽しむような…
あるラジオ番組があったとして、そこにどれだけの手紙、FAX、メールが届いているのかを観測するにはどうしたらよいだろうか? 番組のパーソナリティが番組の終わり際に「今日は128通の手紙・FAX・メールが届きました。全てを読み上げることはできませんが、…
タケルンバ卿がカラオケの検索性の弱さを嘆いていた。 システム屋の自分はこういうとき、どんな顔すればいいのかわからないの風なシステムを作ることができるだろうかということを考えるのが職業病、というかもはや不治の病なのだけど、その病状をここに記し…
僕はシステムの開発を生業にしているのだけど、普段何をしているかと言えば「判断」をするのが仕事というむきがある。 というのも、システムを作る過程において、やりたいことというのがぼんやりと示されるだけで、それをどのようにやるのかを決めなくてはな…
「しりとり」の戦いかた、すこし反省した - Active Galactic : 11次元と自然科学と拷問的日常では単語の最初の文字と最後の文字に着目し、分布の偏りを見た上で以下のように必勝法を導いていた。 「る」の同字返しが偶数個の状態で「る攻め」を仕掛ければ必…
プログラマなら、技術者なら、出来れば上を目指して欲しいと思うものの、世の中にあふれる仕事というのは、実はそれほど技術が要らない仕事がボリュームゾーンだったりするのだ。技術を身につけたところで、それを活かせる仕事が回ってこないことも多々ある…
プログラムでパズルを解こうと思ったら、多くの人は自分がどのようにパズルを解いているかを分析してプログラムに起こすことだろう。プログラマはまず、そのパズルを自分の手で解いてみる。プログラマが解き方を考えつかないパズルはプログラムにも解かせら…
java-ja富山の後にバーで飲んでいてid:t_yanoとプログラム言語の話をしていたりしたんだ。そういう話になると必ず出てくるのが1970年代のSmalltalkの話題で、いろいろなプログラミングパラダイムの元をたどっていくとSmalltalkかLISPに辿り着く。僕は浅学な…
ネットがエイプリルフールに浮かれている4/1に行われる発表はどうも真偽を疑ってしまっていけない。ましてやエイプリルフールにはジョークRFCがリリースされるのが常。そんなRFCにこれほど興味深いものがまぎれていたとしても誰が即座に信じるだろうか。 米…
リファクタリングとヒステリシス - カタチづくりを読んでヒステリシスという用語を知った。Wikipediaの例がイメージしやすい。 パテの塊を押しつぶし、変形させたとする。手を放しても元の形には戻らない。 ヒステリシス - Wikipedia なるほど、いままでに受…
勉強会のセッションやるために大阪に出向いていたのでついでにOFFにも参加してきた。そのときに @ranha にJavaのバイトコードを直接実行できるCPUがあったらどう思うかみたいなことを聞かれた。これがなかなか面白い話題なんだ。 PentiumとかCore 2とかのCPU…
村上春樹氏は正論に呪いをかけた。 一方で、ネット空間にはびこる正論原理主義を怖いと思うのは、ひとつには僕が1960年代の学生運動を知っているからです。おおまかに言えば、純粋な理屈を強い言葉で言い立て、大上段に論理を振りかざす人間が技術的に勝ち残…
プログラムにおける型システムってのは数学・論理学の型理論を基盤にしていて、抽象的なもやもやとした代物。この型システムの理論を現実に実装したものとして、多様なプログラム言語が存在するわけだ。 鶏と卵という話だとどっちなんだろう。実装が先でそれ…
拝啓、会話などなしにソースコードの内側に潜って考えが読み取れる不思議な夜*1をみなさまいかがお過ごしでしょうか。 おとといの夜にtwitterが遅延していたのだけど、まるでよっぱらったオヤジが野球中継をみながら監督の采配にいちゃもんつけて俺ならこう…
「属人性?あれでしょ、その人じゃないとできないって奴」 じゃぁ問題。個人経営の病院があって、医者は一人しかいません。診察や医療行為は属人性が高いでしょうか?低いでしょうか?「その医者がいないとできないんだから属人性が高いんじゃないの」 違う…
面接というのは、ある種のチューリングテストのような代物で、僕らはあるレベルの知性を持っているかを判別される。*1このテストにマルコフ連鎖のように用語に対する解答パターンを用意して臨むことでクリアしようというのが無謀な試みであることはほどなく…
静的型では思いつくままに型を作る - プログラマーの脳みそで言ったは、Javaのような静的型付けの言語でのプログラミングの際に、型設計を事前に頑張りすぎないことが軽快にプログラミングするコツだということ。 事前に十分な型設計を行い、プロトタイピン…
JavaLL仮説とか僕は主張していたりするんだけど、みねこあさんとの対話から見えてきた誤解のひとつは、「静的型は最初に正しく型を作らないといけない」というもの。 静的型付け言語では、静的な情報こそが「本質」とされます。 (中略) だからプログラマは神…
ソフトウェア工学というのはなかなか曖昧なもので、wikipediaのソフトウェア工学の項が、いの一番に「分野の曖昧性と論争」という章から始まっているあたりなんか象徴的だと思う。 大雑把には「コンピュータのソフトウェアの開発方法を研究対象とする情報工…
流れに乗り損ねたけども。 ソフトウェア工学は単一の方向を向いているものではない。というか、多様なジャンルがあるなかで「属人性を排除して開発者の能力を均一化しようとしている」なんて統一の目的感があるわけがない。 より高度なソフトウェア製品を作…
生業としてプログラマをやっていると「仕事」として依頼されてプログラムを作ることになる。 システム開発ってのはお客さんのやりたいことを実現するのが目的になる。「じゃぁこういう風にしましょうか」って仕様が決まると、後は淡々と作ってテストして動作…
「感情論」の話。 感情論……感覚と情理によって説明する手法*1 論証論……論理と証明によって説明する手法 議論を巡るやりとり帳 - (旧姓)タケルンバ卿日記 という対立軸を提唱して、 Q.「感情論」は悪い手段なのか? A.手段なので良いも悪いもない あくまで「…
JavaはLLなんだよ。ΩΩ Ω<な、なんだってー! まぁそう言わず聞いてくれよ。そもそもLLは何かって話なんだけどさ。 Lightweight Language は「脳力」をより少なく消費する言語である 「脳力」はプログラミング活動中に消費される仮想的なパワーである 消費「…
件のゲーム内ベーシックインカムの話は、そういう設計にしたらメリットがあるんじゃないの?というアイデアを述べているだけで、現実のベーシックインカムとはなんら関係しない。私は別にゲーム内でベーシックインカムを実験して現実世界に還元させようとか…
宇宙での食糧としてカイコが最適だとする説が出ている。http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200901152331 現代の日本の食生活では昆虫食はおおよそ失われた。ハチノコだとかイナゴの佃煮とかが例外か。多くの人が、昆虫を食えと言われたら顔を…
ベーシックインカムでネットゲームを変える - プログラマーの脳みその論に反論をいただいた。業界筋の方から意見を伺えるというのはとてもエキサイティングなことだ。 ゲームの一要素が機能不全に陥るのを気にしないって本当? id:godnee氏によれば ゲーム内…
ネットゲームというのはひとつの新しい架空世界であって、その世界をどのように設計するのかというのは相応に難しい。現実世界の設計には政治家が頭を悩ませるわけだけども、ネットゲームの世界の神はプログラマである。世界を作りたければ、物理学だろうが…